

レストランで軽い夕食を共にしたあと、所謂メインのデザート、タニヤを賞味する為に彼女のホテルの部屋に招き入れられる。ベッドサイドランプの灯りが、柔らかい琥珀色で彼女の輪郭を縁取っていた。グラスに注がれたワインが、互いの影を震わせる。「あなた、ノースダコタで逢った時と変わらないわね。」タニヤの声は低く、どこか懐かしさを含んでいた。彼女は私が好きな真っ赤な口紅をシャワーに入る前にもう一度唇に入念に塗ってくれた。私の好みが分かる素晴らしいプロフェショナル女性だ。シャワーの音が流れる浴室で、私たちは長く抱き合った。水滴が肌を伝い落ち、互いの温度を確かめ合う。タニヤはシャワーで跪きフェラを始めてくれた。私の黒い男根には、タニヤのフェラチオによる口紅の跡がキッチリと残った。
「アリナミン小僧くん今夜は、少しだけ長くいて。」 時間延長は大歓迎だ。タニヤの声は、まるで遠くの波の音のように、静かで脆かった。 窓の外では、雪が細い線を描いて降り続いていた。 私は言葉を探せず、ただ頷いて彼女の肩に手を置いた。 その温もりが、ゆっくりと夜に溶けていく。 ベッド脇のランプがかすかに揺れ、琥珀の光が壁に滲む。 影が重なり、やがて一つの輪郭を失っていく。 その瞬間、世界はまるで呼吸を止めたかのように、静まり返っていた。 無言のまま唇を重ねると、現実の硬さが遠のき、時がたゆたうように緩んでいく。その夜は二時間、完全に時計の針を忘れ、彼女の吐息と体温に沈んでいった。愛欲のただ中で、私はふと気づく。彼女は、決して刹那的な遊戯だけで生きているわけではない。タニヤは子を育て、過去を背負い、それでもなお女性としての輝きを保とうと必死に足掻いている。 その姿に、私は自分自身の影を見ていた。石油採掘現場の孤独、出張先のホテルでの空白の時間、そして心の奥底でひと時の刹那的愛を求めてやまない寂しさ。ほぼ真夜中ではあるものの、窓の外は高緯度の為に真っ暗闇ではなかった。彼女はベッドの上で髪をほどき、静かに笑った。「また、明日会える?」その言葉は約束ではなかった。けれど、互いに背負うものを抱えたままの、精一杯の祈りのように響いた。私はその夜を「官能」と呼ぶより、「生の証」と呼びたいと思った。 二晩目 ― 永夜のように 一晩のタニヤとの逢瀬では私の欲情の発散は十分ではなかった。私の心と体はタニヤをもっともっと欲していた。そこで翌晩、同じホテルの廊下を歩きながら、私は胸の奥に奇妙な高鳴りを感じていた。昨日の逢瀬が幻ではなかった証拠を確かめるために、再び彼女の部屋のドアをノックする。 「待っていたわ。」開いた扉の向こう、タニヤは昨日よりも柔らかな微笑みを浮かべていた。
部屋に入ると、すでにランプは落とされ、カーテンの隙間から月光が差し込んでいた。
その青白い光は、彼女の髪に銀の糸を散らすようで、私には息を呑むほど神秘的に見えた。 タニヤはすでにワインのグラスを準備しており、言葉もほとんどなかった。 ただ視線を絡め合い、互いの存在に吸い寄せられるようにして距離を埋めていく。 ベッドに身を投げた瞬間、時の流れは音を失った。彼女の指先が私の肩を伝い、背中へとゆっくり滑り降りる。その仕草にはためらいがなく、まるで長い別れを悟った人のような確かさがあった。そのタニヤの手は私のズボンのベルトを外し、パンツを引きずり下ろし、脱がせて私のシャワーを浴びていないイカ臭い男根を貪るように口にいれ積極的にフェラチオを始めたのだ。私の好みがよくわかる良い女だ。タニヤは自ら激しくセルフ・イラマチオを始めた。 タニヤの私の男根への触れ方は、欲望というよりも、長く待ちわびた安心を確かめるようだった。私の日本人の中年男の使い込まれた黒い男根を崇拝してくれる様に跪いて、男根を咥えつつ私の目をじっと見続けた。 「今夜は、ずっとここにいて。」囁く声が、耳の奥で甘やかに震える。 私たちは幾度となく抱き合い、重なり、ほどけ、また求め合った。 窓の外の星座がいくつも巡っていくように、夜は果てしなく続いていった。 汗ばむ肌が冷める前に再び温もりを重ね、吐息の合間に短い言葉を交わす。 「あなたに出会えてよかった。」「僕もだ。」 そのやりとりは、まるで誓いの代わりだった。 明け方、カーテンの向こうに白んだ空が滲み始めても、私たちは眠ることができなかった。彼女の髪に頬を埋めると、かすかに甘い香りがした。 それは母として生きる彼女の日常の匂いであり、女としての矜持の証でもあった。 「こんな夜は二度と来ないかもしれないわね。」彼女は目を閉じながらそう呟いた。 私はその言葉を胸の奥に深く刻みつけた。永遠ではないからこそ、この夜は永遠のように濃く、強く、私の記憶を支配した。 夜明けの別れ 東の空が白み始めるころ、ホテルの部屋はしんと静まり返っていた。タニヤはベッドの端に腰を下ろし、カーテンの隙間から差し込む朝の光を見つめていた。 その横顔は、夜の情熱を知ってなお、母であり、一人の女としての揺るぎない輪郭を浮かび上がらせていた。
「人生って、不思議ね。」彼女はふと呟いた。「若い頃は、未来が無限に広がっていると思っていた。子どもを育てるのに必死で、愛だとか自分の時間なんて考える余裕もなかった。 でも……気がついたら、もうこんな歳になっていて。」
彼女は小さく笑い、肩をすくめた。「閉経も近いわ。体のリズムも、気持ちも、どこかで一区切りを迎えようとしてる。 だから、こうして誰かに女として見てもらえる時間は……奇跡みたいなの。」 私は言葉を失い、ただ彼女の瞳を見つめた。そこには疲労も、痛みも、けれど強烈な生の輝きもあった。 「あなたは?」タニヤが問い返す。「現場で働いて、こうして出張先で私みたいな女と出会って……何を探しているの?」 私は少し考え、そして答えた。「生きている実感、かな。仕事では時間や計画に追われてばかりで……人間らしさを忘れてしまう。 「あなたといると、ただの男として、温もりを持つ存在として、生きているって思えるんだ。」 彼女は静かに頷き、私の手を握った。その掌は温かく、しかしどこか儚かった。 別れの時、私は彼女を強く抱きしめた。廊下に出れば、もうそれぞれの日常が始まる。私は作業着に戻り、彼女は再びアメリカ中西部各地を巡る売春ツアーの日程に戻る。 我々二人をつなぐ糸は、ここで一度途切れるのだ。
「ありがとう。」その一言だけを残して、私は部屋を後にした。
ホテルの外に出ると、モンタナの大地に朝日が差し込み、空気は冷たく澄んでいた。私は現場に向かう車の中で、夜の余韻を胸に抱きしめながら思った。 彼女と過ごした時間は、私にとって「逃避」ではなく、「証」だった。彼女の人生観に触れ、自分もまた、有限の時間の中で何を選び、何を大切にすべきかを問い直されたのだ。
仕事へ戻る私は、昨日までと同じ日常に立っているはずだった。だが、心の奥底には確かな変化が芽生えていた。あの夜明けに見たタニヤの瞳と、彼女の言葉は、これから先も私の灯となり続けるだろう。
エピローグ ― 記憶の灯 数週間後、私は日本へ戻っていた。通勤電車の窓に映る自分の顔は、モンタナで過ごした夜を知っているのに、周囲の誰とも変わらない日常の一部に溶け込んでいた。油田の轟音も、ホテルの静寂も、今は遠い。それでも、あの夜明けの光景だけは鮮やかに胸に残っている。 タニヤの横顔、彼女の囁き、触れ合った掌の温度―それらは時間が経つほどに、むしろ輪郭を強めていった。彼女と交わした言葉は多くなかった。だが、あの二晩で彼女が示してくれたものは、私の心を深く揺さぶった。有限であることを受け入れる強さ。母として、女として、生き抜こうとする気高さ。その輝きに触れたことで、私は自分の時間をどう使うべきかを考えざるを得なくなった。 仕事は変わらず忙しい。だが、数字や成果に追われる日々の中で、ふと胸に手を当てると、タニヤの声が響く気がする。―「今を大切にしなさい。」 彼女とは、もう二度と会えないかもしれない。けれど、不思議と喪失感はない。むしろ、あの出会いは一瞬でありながら、私の内側に確かな「生の証」を刻み込んでくれた。 夜、机に向かい、パソコンのキーボードを叩く。「アリナミン小僧」というペンネームで綴る言葉の中に、私は彼女との夜を密かに記す。官能と呼ぶには生々しすぎ、恋と呼ぶには刹那すぎる。けれど、たしかにそこには人と人が触れ合い、生きようとする力があった。 窓の外、街の灯が点り始める。私はその光を眺めながら思う。モンタナで過ごした二晩は、これからも私の人生の奥底で静かに燃え続けるだろう。まるで、夜明け前の一瞬だけ射したあの紫の光のように。
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