
亜熱帯特有の温かく湿った風が、パクチーやナンプラーの香りを乗せて、チコと小生の鼻腔を刺激した。心なしか、チコの唇が「ただいま」と動くように見えた。たった2人だけの国際的犯罪エロ組織、チコと小生が、今年の夏もバージョンアップしてやって来た。いや、帰ってきた。「いきり立ったが吉日」の開幕である。
バンコクは夜の12時。エロを乗せたタクシーが、あわただしく暗闇に降りしきる大粒の雨の中を疾走していった。ナナプラザ閉店まで、あと2時間。走れエロス。 今年も宿泊拠点はナナホテルである。我々は早々にチェックインを済ませると、1分1秒を惜しむかのように、ナナプラザへと向かった。
嗚呼、ナナプラザのどこかに、小生を待っている人がいる。その人を探しに、その人と出会うために、我々はオブセッションへと消えていった。念のため断っておくと、ここに女は1人もいない。女より女らしいのはたくさんいるが、男しかいない。いわゆるLB(レディーボーイ)の巣窟だ。でも、毎年必ず待っていてくれる。だから、行く。時には、イク!! そして、逝く――。
人間、義理を欠いちゃ、お終いだっての。ただ、これは本当の話なんだけど、ここのオカマは本当にカワイイんだぜ。こいつらにチンポさえ付いてなかったらと、何度地団駄踏んだことか。今年はCCガールズ時代の青田典子がいたよ。これは、決して例え話じゃないぜ。本当に青田典子だったんだよ。しかも、15年前のね。ジュリアナ東京時代のセックスシンボルだった、毛穴がまだ塞がってた頃の、さ。
そりゃもう、いきなり「いきり立つ」よ。なんでお前は男なんだ! 今年もハナッから地団駄踏んで、店を後にしたよ。だって、ナナプラザ閉店まであと1時間くらいしかなかったんだからさ。そこで、我々は、昨年に小生が恋に落ちた歯に矯正をしている娘を探しにレインボー4へ行ったんだけどね、なんと、ここでチコの現地妻であるガイちゃんがいたんだよ。もう4年来の付き合いになる。しかも、昨年まではG-SPOTで働いていたのに、すぐ隣りのレインボー4に鞍替えするとは、さすが、肝っ玉かあさんである。チコは意外な出会いに喜び半分、がっかり半分って具合だったよ。
だってさ、チコは昨年、ガイちゃんしかペイバーしなかったんだぜ。そりゃ、いくら焼き肉が好きだっていったって、毎日では飽きるだろ。たまには寿司だって喰いたくなるもんさ。でも、今夜はこれで勝負あったな。もう逃げられるはずもなく、やっぱりガイちゃんをペイバーしてたよ。
一方の小生はというとね、髪の毛をクルンクルンとエビちゃん巻きにして、目鼻立ちがくっきりとした少しケバ目の娘にロックオン。店内を軽く1周しただけで、即、超かわいコちゃんゲット。これには日本野鳥の会だって悔し泣きだろうよ。本当にカワイイ娘だったんだからさ。僕ら4人は、路上のタイしゃぶで軽く腹ごしらえをしてから、ナナホテルのそれぞれの部屋に消えていったよ。
それでね、彼女は部屋に入ると、もうツンデレ状態さ。甘えん坊で、人懐っこくて。だが、ベッドの中ではメス豹のようで。甘く深く情熱的でありながら、ダリの絵画のように超現実主義のようなおセックスだったんだけどね、もうダメなんだよ。何がって? ナニがさ。酒が入ると小生の愚息は、氣志團のような格好をした尾崎豊のように、反社会的で突然としていうことを聞かなくなってしまうんだよ。
そんなことは、昨年からわかってたことなんだけどね。ただ、心は十分に満たされていたから、それだけで問題ないよ。結局、発射できないまま、ツインベッドの片方だけを使って、お互いに身体を寄せ合いながら眠ってしまったよ。もう、疲れ果てていたのさ。
行きの飛行機の中で色々なトラブルとかがあったからね。
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